午後から休みをもらい、病院へ行ってきた。
今日は睡眠医療センターから耳鼻科へ移って1回目の診察。
先生、と言っても若造がオレの診察にあたる。
いくつかの質疑応答。
(ほとんどの質問の回答は直前のアンケートに書いてるのに、と思いながら。)
「とりあえず鼻のレントゲンを撮りましょう。」ということになった。
上から横からレントゲン写真を撮って耳鼻科へ戻る。
既に若造に猜疑心を抱き始めていたオレは、隣りの助教授のトコロへ。
(助教授、レントゲン写真をみながら。)
助教「キミは若いころ、と言っても今が若くないと言っているワケじゃぁないんだが
ワルで不良で荒くれモノで、触るモノみな傷つけて、
ケンカなんて日常茶飯事、喧嘩上等だったね?」
オレ「は?ボクちんみたいな品行方正、質実剛健の青少年、
さすがに言い過ぎですか、そうですか青年、ってコトで良いですか。
その青年ズミに向かってナニ言ってんスか?」
助教「っつぅか鼻、殴られたコトない?」
オレ「ないです。」
助教「じゃズミさん、レントゲン写真見てみましょう。この鼻のトコロね。」
助教「曲がってます、キレイなカーブです。すばらしいサンプルです。
最高のモルモットです。なかなか出会えたもんじゃない。」
ズミ「サンプル?モルモットって?オレのコト?」
助教「あ、いえこちらのハナシです。とにかく曲がってます。
睡眠時無呼吸の一因と考えて良いでしょう。身に覚えが?」
ズミ「そう言えば小学校の頃、友達の振り回してたゴルフクラブが顔に・・。」
助教「はぁ、なるほど。やはり喧嘩上等世露死苦ですね。
オペしましょう、オペ。オペしかありません。もう絶対。オペったらオペ。
鈍く光るメス、滴る血液、苦痛にもだえるクランケ・・・。うふふ。」
ズミ「いや、うふふて。楽しんでる?アンタ。」
助教「いえ決してそういうワケでは。とにかくオペです。
術後入院を含めて2週間ほど。時間が取れますか?」
ズミ「まぁそういうことなら・・。
仕事のことなんかもあるんで長期休暇を利用したいんスけど。」
助教「まぁ、血が拝めるのなら・・、
いえアナタの都合もあるでしょうからね。とりあえずお盆の前あたりで。」
助教「もう1回、お鼻を見せてもらえませんかね?(鼻に変な器具を突っ込みながら。)」
ズミ「良いも悪いも、もう見てんじゃん、フガフガ・・、イテテ。」
助教「ははぁ、曲がってますねぇ。お見事お見事。
最盛期の高橋のカーブみたいですね。
え?高橋?あぁ、リトルリーグのピッチャーね、彼のしょんべんカーブ。」
ズミ「早くその器具抜いて下さいよ痛くてしゃべれないじゃないですかコラ。」
助教「わわわ、とにかく落ち着いて。
麻酔はどうします、麻酔。局所と全身とあるんですけどね。
全身は良いですよー、生体の止血機能も麻痺してますからねー。もうドバーっと。」
ズミ「局所で。アズスーンアスポッシブルに局所で。」
助教「そんなに即答しなくても、ねぇ。
全身ね、クセになっちゃう人もいるらしいですよ。今月のおススメ。
今ご成約のお客様はモルヒネ2割増のサービス中なんだけど。
あぁ大丈夫、大丈夫。ボクがいつも使ってるヤツだから。」
残念ながら今年のお盆休みはベッドの上だなぁ。
今年の夏は単車でイロイロと遊びに行こうと思ってたのに。
でも確たる原因に行き着いたので、すごく良かったと思う。
原因も分からないまま、今までズルズル来てたからな。