今朝、国道沿いを歩いていたら
タクシーがゆっくりと前方から走ってきた。
そのまま自分の横を通り過ぎ、少し後方で路肩に停まった。
何気なく見ていたのだが、確かに見えたのだ。
「SOS」
緊急事態を表すサインだ。
フツー、「空車」とか「賃走中」とか表示される、
フロントのLEDにそう書いてあった。
きっとドライバーがLED表示設定をミスっているんだ。
と、思ったのだけれど
チャルディーニ著「影響力の武器」による、
「集合的無知」のハナシがアタマをよぎった。
実は深刻な事態なのだけれど
無知であるがゆえにその深刻さに気づかないだけではないのか?
そう自分が信じただけでは?
(↑「集合的無知」の定義ではないです)
そう思い始めるとそのまま通り過ぎることもできなくなってしまい、
Uターンしてタクシーをのぞきこむ。
そこにはおじいちゃんドライバーがちょこんと座っている。
ナニ見てんだ?ん〜?乗るの?乗らないの?
と言いたげなまなざし。
その後フツーに乗客を載せて、行ってしまいました。
最近のタクシーってああいう機能がついてるんですね。
カージャックに遭った時に使うんだろうなぁ。
おじいちゃんドライバーには使いこなせていなかったみたいだけど。