もうそんなに時間が経過しているとは。
ウチの親父がこの世を去って、今日でちょうど20年。
当時16歳だったオレが36歳になっている。
親父と同じ2人の子どもを育てる父親になっている。
(ホントは3人の子どもの父親だけどね)
3歳と0歳の子どもがいる現在から20年後、
となると23歳と20歳か・・・。
この世を去る前にオレや兄貴の将来に想いを馳せたのだろうか。
オレたちが3歳だった頃に、親父はどんなことを考えていたのだろうか。
自分が成熟してきて、人生について真剣に考え始めて・・・。
この20年間で親父との関係も成熟したものになっていたに違いない。
現在のオレは親父と何を話す?
漠然とだけど尊敬していた親父に、少しは近づけたのかな。
20年後、息子や娘に慕われる父親になれるだろうか。(親父のように)
親父に追いつけている自信はないけど、
ヨメさんと子どもたちの寝顔を見ていると
少しは親父の背中に近づけている、そう確信できる。
親父さん。
オレの生き方、合ってるよね?
たまには話したいよ。
久しぶりに涙が流れた。
悲しいのではないけれど。
ここに居ないってのはやっぱり寂しいよ。
・・・・・そうか。
オレの中にある、親父に対する漠然とした尊敬の念は、
「家族に愛される父親」を見つめていたのか。